『Elastic Stack 実践ガイド』(惣道 哲也著、インプレス、2020年8月11日発行)
Elastic Search は全文検索ソフトとして2010年に登場した。索引検索を行う。用語転置インデックスは、単語と単語が出現する文書の組み合わせで作成されるインデックスのこと。検索ライブラリー:インデクサとサーチャの機能を提供する。ApacheLucene(JAVA)検索サーバレイヤ:Apache Solr、Elasticsearch。REST...
View Article『在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔の80年史」』(川名 晋史著、中公新書、2024年1月25日発行)
在日米軍基地は第2次世界大戦後の連合国による日本占領から現在まで続いている。当初の目的は日本の軍事的無力化であった。1952年4月のサンフランシスコ平和条約で日本は主権を回復したが、その前の1950年6月25日勃発の朝鮮戦争で日本本土の基地を朝鮮戦争出撃基地として使える必要性が生じた。日米安保条約によって米軍が日本に駐留する権利や極東の安全のために利用する権利を得た。サンフランシスコ平和条約、日米安...
View Article『Apache Solr入門』(打田 智子他著、技術評論社、2017年5月10日発行)
LuceneはJavaインターフェイスなのに対して、SolrはJSON over HTTPドキュメントの重みづけはLucene/Solr V6からOkapi...
View Article『検索と発見のためのデザイン』(Peter Morville他著、オライリー・ジャパン、2010年11月26日初版発行)
質問ー検索ーフィルタリングーブラウジング間のモード移行SERP:検索エンジン結果一覧ページはユーザーインターフェイスの急所を突いている。ファセット型ナビゲーションには構造化されたメタデータが必要ファセット検索(ファセットナビゲーション)とは 意味/解説 -...
View Article『暴力とポピュリズムのアメリカ史 ミリシアがもたらす分断』(中野 博文著、岩波新書、2024年1月19日発行)
アメリカという国は、建国前から暴動や戦争が多発している国という印象を受ける。市民による自治あるいは自衛のために基本になっているミリシアという仕組みができたが、ミリシアは連邦政府に対抗する手段としても認められていた。しかし、対外戦争(イギリス、メキシコ、スペインなど)や、第一次、第二次世界大戦を通じて連邦政府の軍事組織に組み込まれていったということのようだ。ミリシアの組成に、人種差別に対する州ごとの違...
View Article『磯田道史と日本史を語ろう 達人たちと語る歴史の秘密』(磯田 道史著、文春新書、2024年1月20日)
日本の歴史の中で一番の革命児・稀有なリーダーは織田信長であるということは専門家の一致する見解のようだ。あと源頼朝の評価が高いのが割と予想外。本書のリーダー論はなかなか面白い。しかし、幕末の新選組剣客や龍馬暗殺者の議論など、あまり面白いとも思えない。
View Article『入門自然言語処理』(Steven Bird他著、オライリー・ジャパン、2010年11月8日発行)
NLTKは元もとペンシルバニア大学で作成されたPythonによる自然言語処理ライブラリー。バイグラムは単語のペアである。コロケーションは頻繁に共起するバイグラム:例 red...
View Article『わが投資術 市場は誰に微笑むか』(清原 達郎著、KADOKAWA、2024年3月1日発行)
大型株の株価には何が織り込まれているかわからない。小型割安株は隙だらけなのでチャンスがある。1998年K1ファンド運用開始。小型株をロングする。小型株は基本割安に放置されている。ネットキャッシュ=流動資産+投資有価証券×70%ー負債ネットキャッシュ比率=ネットキャッシュ/時価総額ネットキャッシュがマイナスの会社はネットデッド(純負債)のある会社☆70%を掛けるのは現金化で税金を引く必要があるため。時...
View Article『日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか』(上阪 欣史著、日経BP、2024年1月22日発行)
日本製鉄はいま一番熱い、攻めてる会社じゃないだろうか。会社はリーダー次第だが、橋本英二社長こそその典型例だ。キーワードが多い・価格は売り手が決める・論理と数字がすべて・事上磨錬(王陽明)・マーケティング営業・トラブル減少による経験不足、トラブルが起きた時スムースに復旧できない・M&A・合併企業の運営・国際法務技術的・資源要素・AI高炉・高級鋼(ハイテン、など)、結晶構造・脱炭素(水素還元製鉄...
View Article『オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』(小泉 悠著、朝日新書、2024年2月28日発行)
オホーツク海は大陸とカムチャッカ半島とサハリン、千島列島に囲まれた領域。ソ連時代:ソ連太平洋艦隊と潜水艦部隊(結局何の役にも立たなかった?)が極東に配置されていた。ベトナムのカムラン湾にも1979年頃から配置。空母ミンスク。インド洋にも展開。外堀(外洋で米海軍と戦う能力)、内堀(アクセス路の制限、縦深防御、いざというとき逃げ込める)ソ連崩壊後:1990年代は惨憺たる状態だった。最新鋭潜水艦艦長が極貧...
View Article『南海トラフ地震の真実』(小沢 慧一著、東京新聞、2023年8月31日)
南海トラフ地震の発生確率は、時間予測モデルで計算されている。その考え方は、隆起量に基づく。2013年に30年以内に発生する確率が60%~70%とされた。2018年70%~80%に改定される。2013年当時の地震調査研究推進本部の海溝型分科会の委員は、科学的に疑義があると指摘した。他の地域で使用している単純平均モデルだと20%程度となる。しかし、防災関係者に受け入れられず。時間予測モデルの依拠データは...
View Article『暴君誕生』(マット・タイービ著、ダイヤモンド社、2017年12月20日発行)
「礼儀だの正義だのといった堅苦しいルールは無視して、自分の考えを率直に表現する勇気をもとう」というトランプのメッセージに、日頃アメリカの現状に不満を募らせてきた人々の多くが、魅力を感じた。(p.46)「何でもかんでもファックだ。移民も、移民の子供のファックだ。それが嫌ならお前もファックだ。」がトランプの唯一のメッセージ。(p.51)「テレビを唯一の情報源としている今日の有権者の大半は、どんなに複雑な...
View Article『ハッキング思考』(ブルース・シュナイアー著、日経BP、2023年10月16日発行)
2020年ロシアの対外情報庁(SVR)はソーラーウィンズ社(SolarWinds:...
View Article『避けられる戦争 米中危機が招く破滅的な未来』(ケビン・ラッド著、東京堂出版、2024年3月10日発行)
2020年習近平の新時代経済思想が「新発展理念」にまとめられた。これは「自立自強」、「双循環経済」、「共同富裕」の3本柱からなる。一体一路は陸のシルクロードと海のシルクロードがある。インド洋の周辺では軍事に使える港の整備を進めている。経済的プレゼンスを中心に中東の各国との関与を深めている。イランとの協力関係。米国のこれまでの中東戦略のミスを繰り返さないように注意しているようだ。2017年にはイスラエ...
View Article『ライシャワー大使日録』(エドウィン・ライシャワー著、講談社、1995年9月10日発行)
1961年から1966年に日本大使を務めたライシャワー氏の手紙風の日記。後日、こうした形でまとめられることを想定していたようだが、当時の日米関係の一旦、天皇家、大使と首相・外相の付き合いなど良く分かる。
View ArticleMSCIインデックスについて(ニュース&メモ)
MSCIインデックス追加・削除MSCI指数とは? 世界の投資家が注目する指数の特徴など分かりやすく解説! - 経済・ビジネス|QUICK Money World -日本株、円安で薄まる存在感 全世界株指数から14銘柄減 今堀祥和 -...
View Article『モディ化するインド』(湊一樹著、中公選書、2024年5月10日発行)
モディ首相いるインド人民党(BJP)は2014年5月に政権成立。2019年の総選挙で2期目に入った。モディ政権2期目で民主主義の形骸化、公平な選挙が実施されない。選挙債を通じた献金。SNSによる情報操作ヒンドゥー至上主義が進み、イスラム教徒を社会生活から排除する動き。BJPの支持母体RSS(民族奉仕団)は、ヒンドゥー至上主義の中心組織。2000年代インド経済の見通しは必ずしも明るくない。インド経済は...
View Article『50歳からのトレーダー入門』(榊原 正幸著、PHPビジネス新書、2024年5月29日発行)
かなり乱暴な文章が多い。たとえば、「2003年4月末に日経平均株価が「7607円」を付けたところで、デフレ経済はいったん終焉を迎えているのです。」(p.96)という記述があるが、この人は平均株価をインフレ・デフレの判断基準としているように見える。これはまったくのデタラメ。そうやって見ると結構突っ込みどころが多い。株式投資の方法論としては、第5章はなかなか面白い。資金総額1億円、1ロット1000万円で...
View Article『技術革新と不平等の1000年史』(ダロン・アセモグル&サイモン・ジョンソン著、早川書房、2023年12月25日発行)
「技術的失業」1930年代にケインズが作った用語。1960年代は25-54歳のアメリカ人男性で労働市場から締め出されていたのは6%程度だったが、今日では12%程度になっている。非大卒男性が実入りの良い仕事に就くのは困難になっている。生産性バンドワゴン。労働者の生産性と限界生産性が両方高くならないとバンドワゴンは起きない。オートメーションは限界生産性を下げる可能性がある。1850年代後半、エジプトのス...
View Article『王墓の謎』(河野 一隆著、講談社現代新書、2024年5月20日発行)
なかなか雄大な構想を提案する書だ。王墓の時代の死生観は、生死=時間が循環するのに対して、王墓消滅時代には、時間が直線的に流れるという点が面白い。
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